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lirik lagu shing02 – low high / 狼徘

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黄昏時起きる下町の魂
提灯が灯れば目を覚まし
髪垂らし風晒し
一流だが肩書きは流し但し
ふと懐挟む異国の話
御伽と疑うなかれ、是晴らし
瞳の奥、紅の光
見て来たもの格も桁も然り
川べり独特の空気、揺れる柳
夜風に吹かれ欠伸する蛹
ゆっくりと羽を伸ばす
漆喰の殻ごとふき飛ばす今宵
祭りの囃子百鬼夜行
弦と太鼓と笛 鳶が宿る
血が踊る、拍子は静と動
勘が獣に戻る
無言の合図で絶えず凌ぎ削り
手ぶらで闊歩、出店巡り
名人の刷る色、鮮やかに
舌鼓打つ美味に 華やかに
飾られた軒下に増す人混み
釣られたら熱気交わし肩揉み
はっ背中に気配、見せた隙
いざとなれば団子の串も武器
死に急いで何処へ行くのかね
金に眩み逝けば何の為
おいとっとけまだ見ぬ孫の土産に
とっとと失せろ鬼の来ぬ間に
腰抜かしても尻尾掴まれる
喉元過ぎても熱さで爛れる
差し詰め井の中の蛙
気安く触れてくれるな電気鯰
猫撫で声の喉笛に牙
地平線の向こうは飢饉に飢餓
瞼の裏、未だ屍の山
死んだ魚の目貪る貧しい子等
ほら、何も失う物なき者の
哀れみすら知らぬ胸に炎
冷めてる心は即座に慄く
本物の前に偽物は朧く
月夜、十五夜、詩の続きを
聞くことお勧めし兼ねる、一応
断りを入れてから進めとうござる
去る師走の宴の章
驕り昂ぶる若僧無礼極まり
座の皆の目にも余り と彼奴の刃
切先こちらに向き 血飛沫が
屏風に上手に坊主の絵を描いた


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