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lirik lagu かめりあ (camellia) - kikai no tsubasa

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軋む音だけの身体
錆びた揚力は もう型落ち
空はそう言って
僕を真っ逆さまにして笑う

文字の無いあせたページ
捨てられない君の古い記憶
見つけに行く空路
鉄には重いらしい
それでもさ 対を広げた

なぜなら
まだ飛べるのだから
理屈は知らないけど
胸の機構がそう叫んでいる
壊れるほどの青に飛び込んでいく
ずっと記憶の中にいる
君を探しに行くため

ねじ巻きの心臓が
離陸までの時を刻む
錆びついた銀翼が
雨を裂く

何億周目の歯車に
砂粒みたいな「怖い」を挟んだって
黒い鉄の手は震えもしないんだ
二筋の希望のまま
朽ち果てるまで
うそぶいてやるさ
継ぎ接ぎの羽根で
羽搏き続けてやるさ

それでも
まだ飛べるのだから
醜く美しい機械の翼
君が遠い昔 撫でてくれてた
羽ばたくメカニズム
今は乱暴に宙を切って舞う

なぜなら
まだ飛べるのだから
“願い”というものが
エンジンを回す
僕はがちゃがちゃ 雑音を立てて
鳥の真似をする
鋼の羽根でもがくよ
君を迎えに行くため

約束は 沈まない星
僕を呼ぶ

海を渡る凍える朝
闇すら見えない霧
何年も前の足跡を
辿ってはまた 辿ってはまた探す
いつか 成層圏で噛みついた
逆風は 怖気づいたようだ
日にも融けないイカロス
君を探す 機械の翼

なぜなら
まだ飛べるのだから
理屈は知らないけど
胸の機構がそう叫んでいる
壊れるほどの青に飛び込んでいく
ずっと記憶の中にいる
君を探しに行くため
錆びついた思い出の欠片が
泣いているから

翼が折れても
まだ羽ばたけるのだから


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